巻き爪(陥入爪<かんにゅうそう>)とは
爪の横の部分が周囲の皮膚に食い込んでいる状態を言います。
巻き爪は、爪の形、つま先を圧迫するような形状の靴の着用、スポーツ等での趾の強打、水虫、深爪、肥満など、様々な要因が考えられます。
巻き爪の症状が悪化すると炎症や化膿や不良肉芽を起こし、腫れ・赤み・痛みが発生します。
巻き爪(陥入爪<かんにゅうそう>)の治療
軽度・中度の巻き爪は、ワイヤーで爪の形を矯正する方法で治療を行います。
■施術費 1趾(巻き爪ワイヤー・リネイル®ゲル):13,200円(税込)
- 自費治療、予約制です
- 別途、初診・再診料がかかります
巻き爪ワイヤー治療
コイルばねに内蔵された超弾性合金ワイヤの弾性力を利用して、爪の彎曲を矯正します。
爪中心から爪側縁付近まで、ほぼ均一な力がかかるため、自然な形で爪の矯正効果が期待できます。


写真提供:慶應義塾大学病院 皮膚科 齋藤 昌孝先生
- ■巻き爪マイスター®
- ワイヤーは、3サイズのバリエーションから彎曲に沿った爪の横幅によって装着します。
- ■下記にあてはまる場合は装着できません
- ・爪幅が17~25mmの範囲を大きく外れる場合
・ワイヤーを装着するフックが引っかけられないほど巻き爪が重度の場合
・爪を短く切り過ぎた(深爪)状態の場合
・爪周囲に強い炎症がある場合
・爪がもろい方・爪の厚さが薄い方(爪が割れやすいなどの要因で外れることがあります - ■リネイル®ゲル
-
巻き爪矯正具による治療効果を向上させる外用薬です。
有効成分アセチルシステインが、爪を軟らかくすることで、爪矯正具の治療効果を高めます。- 薬剤の漏出を防ぐため、患部を濡らさないようにしましょう。
- 処置当日はできるだけ湯船に入らず、シャワーを利用するようにしてください。
爪のトラブルを避けるための正しい切り方
- できるだけ入浴後など爪が軟らかい時に切りましょう
- 爪が割れないように端から少しずつ切りましょう
- 爪の先端が四角い形になるように切りましょう
- 爪の先端が親指と同じ長さになるように切りましょう
- 爪の両角を短く切り落とさないように注意しましょう
