掌蹠膿疱症

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とは

掌蹠膿疱症は、手のひらや足の裏に、うみ(膿疱)が繰り返しできる皮膚の病気です。膿疱とともに紅い斑点(紅斑)や鱗屑と呼ばれるカサカサしたフケのようなものがあらわれます。
かぜや扁桃炎などの上気道炎症状などがきっかけとなって膿疱が出てくることがあります。

掌蹠膿疱症の症状

■小水疱(みずぶくれ)、小膿疱(うみ)

1~5mm程度の大きさの小水疱や小膿疱ができます。

■炎症

主に小水疱や小膿疱の周りに炎症反応がみられます。

■かゆみ

膿疱ができる部位にかゆみがみられる場合があります。

■爪の変形・にごり

頻度は低いですが、爪の変形やにごりが見られる場合があります。

まず透明な小水疱や黄色い小膿疱ができます。これが次第に茶色くにごり、かさぶたになります。最終的にそのかさぶたがはがれ落ちます。
この過程で紅斑が現れ、炎症反応もみられます。
古い膿疱がなくなるとともに、新しい膿疱が現れ、これが繰り返されます。

掌蹠膿疱症の原因

扁桃炎、虫歯、副鼻腔炎、中耳炎などの病巣感染や、歯科金属などの金属アレルギーが関係していることもありますが、はっきりとした原因は現在のところ分かっていません。

掌蹠膿疱症の治療方法

掌蹠膿疱症の治療でまず試みるのは、お薬や紫外線での治療です。また、病巣感染や金属アレルギーなどが明らかな場合は、それらを除去する治療を行う場合もあります。

1.お薬による治療

お薬による治療では、外用療法(ぬり薬)を中心に行います。
【掌蹠膿疱症の治療に使う主なお薬】ビタミンD3外用薬 / ステロイド外用薬 / サリチル酸ワセリン

2.紫外線による治療

<ナローバンドUVB療法>
中波長紫外線(UVB)の中でも治療効果の高い狭い領域の波長を照射します。当院でもうけることができます。

3.その他の治療

<病巣感染の治療>
明らかな扁桃炎の関与が疑われた場合、扁桃腺を摘出することで、掌蹠膿疱症が良くなることがあります。
また、虫歯、中耳炎などが原因になっている場合には、それらの治療を行うことで掌蹠膿疱症が軽快することがあります

<歯科金属の除去>
金属アレルギーのある患者さんでは、歯科金属などが掌蹠膿疱症の原因になっていることがあるため、歯科金属などを除去する方法もあります。

日常生活で心がけること

  1. 禁煙しましょう
  2. うがいをするよう心がけましょう